私が初めてピアノのレッスンを受けたのは高校生になってからで、当然「絶対音感」はありませんでした。
ずっと音楽をやっていればそのうち自然に身につくのではないかと思っていたのですが、それから数十年音楽を続けても
「演奏」の練習をするだけではいつまでたってもできるようになりません。
おかしいなと思い私は経験的にある事実に気づきました。
「演奏技術」と「聴音能力」はつながっているようで実は全く違う技術なので、それぞれ別の練習方法を必要とし、片方を一生懸命やってたらついでにできるようになっちゃったなんてことにはなりません。
絶対音感を身につけたいなら、それ専用の練習が必ず必要なのです(専門用語でソルフェージュと言います)。
ときおり「何も努力してないのに勝手にできるようになった」と主張する人がいますが、私のまわりにいる絶対音感習得者によくよく話を聞いてみると、たいがいは比較的裕福な家庭に生まれ育ち、「何も努力をしてない」とうそぶくわりには、実は幼少の頃にちゃっかり何らかの「ソルフェージュのカリキュラムがある子供のための音楽教室」に通わされていた経験を持っています。
よく「大人になると絶対音感は身につかない」という人がいますがそれは誤解です。
なぜそういった誤解が生まれるかというと、大人になると忙しくなるので「ソルフェージュ」のレッスンを受ける時間を確保できなくなり、どうしてもないがしろにしてしまうからなのです。
継続的に「ソルフェージュ」のレッスンさえすれば、たとえ大人であろうとも絶対音感を身につけることができます。
しかもそれほど過酷な練習を必要としません。
ご存知のとおり小学生にでもできるような簡単なことです。
音を使ったクイズや遊びを利用した教育方法が確立されていて、ゲーム感覚で楽しく身に付けられます。
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