なぜ絶対音感を習得するのが難しく感じるのでしょうか?
それは「忘れちゃう」ということを考慮していないからです。
絶対音感の練習をしてると、前まではできてたのにできなくなっちゃったってことが度々あると思うんです。
実はそれは「できなくなった」のではなく「忘れた」からなのです。
絶対音感は「演奏」のような「技能科目」ではなく「暗記科目」なのです。
ですから他の暗記科目と同じような現象が起こります。
よく暗記科目って「1回じゃ覚えられない。3回ぐらい繰り返すとだんだん覚えてくる。」って言いますよね。
絶対音感も同じなんです。
正しい音程が長期記憶に定着するのには何度かは覚えなおす必要がでてきます。
1度定着してしまえば忘れないんですけど、それまでは多少反復練習が必要なのです。
しかしそれを知らないと、何度か「覚えては忘れ」を繰り返しているうちに「自分はセンスがないんじゃないか?」
「どんなに一生懸命練習しても永遠に身につけることができないんじゃないか?」
と勘違いをしてしまって、嫌になって練習を止めてしまいます。
そうではないんです。
定期的に練習すればせいぜい2、3回、相当さぼり気味でも5、6回も覚えなおせば、かなり精度が高いレベルまで持っていくことができます。
だから、間違った情報に踊らされて諦めないでください。
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